伯陽堂 http://hakuyou.la.coocan.jp/

プロフィール

Philo

Author:Philo
中国思想、仏教、オタク文化などが好きです。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

DreamCross 12話感想
製作者:(略して)将軍様

 将軍さんの『DreamCross』の感想をお送りします。
 状況は依然として混沌としていますが、今回はどんな新キャラが?

続きを読む »

スポンサーサイト

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

 どうにもならないことにしがみつくのは、無意味なことだ。しかし、それをやりがちだ。
 更新されてないホームページを何度もながめていることがある。テレビをだらだらと見るのと同じだろう。読書やアニメの方が生産的なのに、それをやろうとしない。安易な方向に流れているのだ。それは一つには鬱病のせいであり、また、人は多かれ少なかれ、そういう要素をもっている。生産的に動くには、エネルギーが必要なのだ。

 何をやっても気分が晴れないし、どんなに準備してもコーヒーを飲もうと何をしようと意欲のわかない時がある。そんなときは、怠惰に流されるか、身を引き裂くような苦痛に耐えながら「生産的な行動」に従事するかの、どちらかしかないのではないか。スムーズに生産的な行動に入ることは、理想でしかない。

 何か悪いことをして人から注意されたとしよう。鬱病者はそこで過ちを認めて謝ったら、それは自分を傷つけることになる。しかし道徳は守らねばならない。そこで、最低限自分を傷つけず、かつなるべく角が立たないようにするための方法を探る必要がある。たとえば、謝りもせず、といって反論もしないで、ただ黙っているといった方法だ。謝ることが正義だとしても、正義を行うと自分を切り刻むことになるのだとしたら、それでも正義を行わねばならないのだろうか? 僕は、この問いに「否」と答えたい。
 ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」に、蝶の標本を盗んだことを謝った主人公を軽蔑した、エーミールという優等生がいる。このエーミールこそは、鬱病者や弱い人間が、絶対に正義と認めてはならない存在である。相手を正義と認めるのは、自分をねじ曲げることなのだ。エーミールは人間の弱さを認めない。それはエーミールが正義を代表していることなのだ。人間は必ず過ちを犯す。だから人間が正義を代表することは、それ自体が悪だともいえる。すなわち、エーミールは悪魔ベリアルと同じ、正義の皮をかぶった悪魔なのだ。

 憎しみは、いずれ乗り越えられるべきだ。しかし、傷を受けた直後は、憎しみに身をひたしてもよい。すぐに乗り越えられる自信があるなら乗り越えてもよいが、その自信がないなら、正義を守るより先に、自分自身を守らねばならない。エーミールは「悪」ではないかも知れないが「敵」なのは間違いのないことなのだ。正義にも、優しい正義と残忍な正義があることを、知らなくてはならない。エーミールは処刑人のように残忍な男であり、これに対して主人公は、あるいは人は、生物として自分を守るために戦う権利がある。
 たとえ他人を損なったとしても、自分は守らなくてはならない。動物はそうするものだ。余裕があって、初めて人間は人間でいることができる。

 憎しみに身をひたすのは、弱いものの特権だ。強いものは、憎しみを超越し、敵を許して自分の非を認めなくてはならない。

 そもそも世の中には、一切れのパンを得るために人を殺さなくてはならない子供もいるのだ。それを思えば、自分の精神を守るために正義に反抗することのどこが悪なのだろうか?
 井戸端SRCにて、拙作『魔神王の娘』が説教ゲーで見ていてうんざりした、と言われているのを見た。実はあまり驚きはしない。お説ごもっとも、というほかはないからだ。
 一つに、自分は憎たらしい悪役が作れないということがある。「悪役の立場の人物」を配置して皆に攻撃させるしかできない。すると必然的に、むしろ憎たらしいのは味方側になってしまう。
 これはシナリオとしては困ったものだが、しかし自分は、この意見に対して「極力参考にさせてもらって善処します」以上のことを言えない。善処はする。なるべく説教ゲーにならないよう気をつける。けれど、根本的には、自分は変われないし、また変わりたくない。むかし唐の太宗皇帝は家来の諫言をよく聞いたというが、自分には太宗の度量も余裕もない。井戸端の一言で顔色が変わるような小物にすぎないのだ。

 「説教する側が上から目線を指摘している」という指摘があった。多分、33章の邪津加のセリフのことだろう。これにはまず伏線がある。ここで一方的に言われている相手である威夜が、それまでずっと上から目線の立場にいたから、邪津加がそれを諌める、という状況なのである。とはいえ、それをここで言ってみても、井戸端に書き込んだ人物は、おそらくこれを見ていないだろう。「わかってもらえなかった」という嘆きを、ただ自分が垂れ流すだけなのである。

 などと愚痴っぽくなってしまったが、しかしこの文章、愚痴で終わらすわけにはいかない事情がある。きちんとした、自分の考えをのべる文章にしなくてはならない。

 「見ていてうんざりした」といわれれば作者としては悲しいし腹も立つが、しかし考えてみれば、うんざりしたということは、30章もあるシナリオをプレイしてくれたということではないか。プレイ時間も相当なもののはずである。それに対して「腹が立つ」ということはないのではないか。

 『未完のキャンバス』や『死神遊戯』のような名作を見ていると思う。ああ、この作品は読者を楽しませようと努力しているのだなあと。自分は違う。誰を楽しませたいかといって、結局自分が楽しみたいがためにシナリオを書いているのではないか。まさしく公開オナニーにほかならない。自分なりに楽しんでもらう工夫はしているつもりではある。けれども大前提として、自分が楽しみたい、というのがある。自分を犠牲にしてまでシナリオを公開したいとは思っていない。所詮、自分はそういう作り方しかできないヤツなのである。

 そうだとしても、自分はシナリオを作ることをやめはしないだろう。そして改善はしても基本的な姿勢は変わらないと思う。枝葉はいくらでも変えていいし変えるべきだが、根幹を変えてしまっては、何がなんだかわからない。また、「作りたい」という欲求はいかんともしがたいし、自分のPCの中だけでは満足できない。HPに公開し、シナリオコーナーに登録することに満足感をおぼえるヤツなのだ。

 「『魔神王の娘』は説教ゲーだ」といってくれた名も知らぬ誰かには、とりあえずお礼とお詫びをいっておこうと思う。そういってもらえれば、少しでもそういう臭みをとるべく、こちらも努力できる。また、いやな内容を見せたり、つまらないもので貴重な時間を無駄にさせてしまったのは申し訳ない。けれども、最終的には、「これが自分だ」と自分は言う。そういうものなのだと思う。

 とりとめのない文章になってしまったが、この辺りで筆をおいておこう。ただ、このテーマは自分にとっても大きいことだから、何か思いついたら、そのうちまた何か書くだろう。誰が読むのか、そもそも読んでいる人がいるのかもわからないが、誰も読んでなかったとしても、それでも書いて公開したい。最終的には、エッセイもシナリオも、そういうものなのだろう。と思う。
自作SRCシナリオを更新いたしました。

清和の御旗

『清和の御旗』4章を公開しました。

今日も今日とて平和な3年2組。
暇つぶしに彼らは洞窟探検に行くことに。
洞窟の奥で一行が見たものとは?

楽しんでいただければ幸いです。
バグなどのご連絡は、掲示板やメールなどからお願いします。

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

 言葉のキャッチボール、という言葉がある。一方的に主張することではなく、一方的にただ聞くだけでもなく、相手の意見を聞き、自分も意見を言って、相互の理解を深め合うということだ。あるいは、言葉のドッジボール、という言い方もあるかも知れない。これはお互いに相手の意見を聞かず、言いたいことを言い合うことで、あまり生産的ではなさそうだ。
 とはいえ、最悪というほどではない。なぜなら、双方が自分の意見を言っているからだ。片方が一方的に言いたいことを言い、他方がただそれを聞かされているだけというよりはましだといえる。
 そして、僕はいまシナリオを書いているが、その最悪に、えてして陥りやすい。なぜだろうか。
 シナリオ、あるいは小説などは、二人以上の人間が出てくる。それは、異なる意見が二つ以上あるという意味だ。ならば、Aの立場とBの立場に、両方立ってみなければならない。そうでなければ、キャッチボールもドッジボールもできない。ただの一方的なタコ殴りになってしまう。けれども、すぐにそのタコ殴りになる。
 結局のところ難しいのだ。作者である自分は一人しかいないから、二人以上の意見を想定してそれぞれの立場に立つのは、いちいち視点や考えを切り替える必要がある。けれど自分は一人だから、どうしても特定の一人に自分を仮託して意見を言わせっぱなしになりがちである。果ては、そのキャラクターに、作者である自分の意見を代弁させて、他のキャラをただの頷き役にしてしまう。
 難しい話だが、難しいからといって諦めるわけにもいかない。それではシナリオの質が向上しない。夏目漱石の『こころ』に、「精神的な向上がないものは、ばかだ」という言葉がある。あまり好きな言葉ではないが、的を得てはいると思うのだ。
ONLY-舞-Magica 9話感想
製作者:狼二世様

 狼二世さんの『ONLY-舞-Magica』の感想をお送りします。
 すべてを失い、傷ついた勇二は。

続きを読む »

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

自作SRCシナリオを更新いたしました。

魔神王の娘

ついに騎士団棟前に集結した麻生派。
そこへ立ち塞がる強敵。
いよいよ城島派との決戦が始まる!

『魔神王の娘』第32章、お楽しみ頂ければ幸いです。
バグなどのご連絡は、掲示板やメールなどからお願いします。

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

『サイキックラバー』感想
製作者:キバルト様

キバルトさんのSRC学園シナリオ『サイキックラバー』の感想をお送りしたいと思います。
一気にプレイしてしまったので4話までの総評になります。

続きを読む »

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

| ホーム |


 BLOG TOP