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災害対策室活動日誌 序章感想
製作者:雨傘様

 雨傘さんの『災害対策室活動日誌』序章の感想をお送りします。

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テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

 『白薔薇の誓い』の主人公をしている、白薔薇隊OGの志摩不二子は、僕の作ったキャラでは瀬里奈と並んでよく動いてくれるキャラだ。どうも僕は、SRC学園では大学生ぐらいの世代の先輩を動かすのが好きなようだ。リドリーさんの山田葉子や、もぐらさんの城島敦史の影響かもしれないが、基本的に、大人キャラを作るのが好きなほうだ。そこで、すでに何人かSRC学園のキャラの考察をしてみたから、自キャラについて語ってみようかと思い、いろいろとイメージの固まっている不二子に白羽の矢を立ててみた。
 
 不二子は、白いふわふわ髪のお姉さんで、男性口調だ。いちおう葉子と同じ口調ではあるが、彼女ほどおっかなくもなく、傑出した才能があるタイプでもない。リリカルなのはのシグナムのように、誇り高い騎士というほどでもない。この辺り、自分のキャラだと、「こういう人間だ」と断定して構わないので楽である。いってみれば不二子は、「経験だけは高校生たちよりもある平凡な先輩」というところだ。
 たとえば、同じ世代の佐野聖子や加茂川瀬里奈は「天才」として作った。二人とも統率力や作戦能力の高い指揮官タイプなのは、軍師や政治家の好きな僕の趣味を反映している。まあ、天才キャラはむやみに作りすぎるとメアリー・スーになってしまうので、注意深く作る必要はあるのだが。ことに今のご時世は、猫も杓子もキャラやお話を作る時代で、マナーのなっていない作り手が読者の反感を買うことが多いから、気をつけたいところだ。まあ、ここはメアリー・スーを語る項目ではないから、そこは別の文章に譲るが。
 
 不二子は、なんというか、「アンニュイな先輩」というイメージだ。いってみれば、大学の講義が昼過ぎからある日に、八時頃に起きてけだるげに着替え、目覚ましがてら警備隊の後輩たちに顔出しに行くような。無気力な人間ではないが、熱血するタイプでもない。憂いを秘めた感じだが、美女とか姫君というより等身大の憂鬱な女子大生だ。面倒見はよく、祇園会事件の経験者だけに、いざという時には頼れる先輩だ。
 今のところ、警備隊の不二子より上の世代は平良教子ぐらいなので、不二子が後輩扱いされる場面は少なく、先輩として動くことがメインになりそうだ。
 
 不二子がアンニュイなのは、やはり3年前の祇園会事件で、聖子を失った傷があることと、それにより錯乱して味方を窮地に追いやった十字架があることが主な理由だろう。それ以前の不二子は、冷静で、聖子へのツッコミ役という側面が大きかった。つまり聖子の相方、田井中律に対する秋山澪のようなキャラだったから、相方がいなくなったことで、自らのキャラを変えざるを得なくなったことが大きいのかもしれない。
 大事な人を亡くしたという点では、SRC学園のスターの一人である林家豹司と似ているが、林家と違うのは、そのことで味方に損害を与えたという罪悪感があるということだ。林家が亡き恋人への思いを凝縮したタイプなのに対して、不二子は味方に対する申し訳なさや自責の念がある。だから、喪失感だけに気をとられなかったのではないか、というイメージだ。不二子は責任感は基本的に強い真面目な人間だから、自分のせいで警備隊が壊滅したという思いがあれば、悲しみに沈んでいるのも無責任だと思うのではないか、と思った。その引け目もあって、不二子は警備隊の面々には葉子や藤乃が仲間に対する時ほど強く出られない側面もある。
 
 そんな不二子が無気力に陥らなかったのは、聖子の後で警備隊の中心となった八乗院絢芽や笠原佐知代、同期の金屋すずめ、直接の教え子である三条法佳やその友人、といった面々との関係性が大きいのではないかと思う。同じ心理学部の学生であり、自分と同じように過去に親友を失った経験のある朝霧儚とも仲が良いかと思う。不二子はアンニュイで過去をひきずる女性だが、人間関係の上では閉鎖的でない。もぐらさんのシナリオを見ていると、豹司は武侠連に所属していても、悲しみのあまり生徒会の仲間にいまいち心を開いていない印象があるので、その辺りも意識して差異化してみた。
 
 僕は天才やスーパーヒーローも大好きだが、その一方で、しょうもない自分や弱さを抱えながらも、けんめいに前に進もうとする凡人も同じくらい好きだ。不二子は、決して歴史に名を残すような大物ではないが、自分にできることを精一杯やって、罪の大きさにうちひしがれつつも友や後輩に支えられて一歩一歩歩いていく、そんな女性として作ったつもりだ。

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