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『Road to Lord』10話感想
製作者:マイヤー様

 マイヤーさんの『Road to Lord』10話の感想をお送りします。
 アンダーテイカーとの決着を終えた紅蓮たちは。

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テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

 友人から、まとめサイトで少年マンガにおける復讐の是非を論じたスレの話を聞いたので、僕なりの復讐観を書いてみた。

 『ジョジョの奇妙な冒険』のエルメェスの場合、仇であるスポーツマックスは下劣な悪人でグロリアの殺害も自分勝手な理由だった。ゆえに復讐の正当性が高い。

 しかし『ナルト』のサスケはイタチから木の葉の里やダンゾウに復讐の相手を変えているが、この時点で、イタチが木の葉に操られていたとはいえ、それを見抜けずイタチを殺害したのはサスケ自身。
 このことが都合よく忘れられている。

 ここでサスケが自責のために自分の片目でも潰して見せたなら評価はかなり違っていたはず。
 また木の葉の里の民全員を仇に指定するのも無理がある。
 里の民は直接の関係はなく、そもそも火影とうちはの対立が原因だったのだから。

 自分の目を潰し、さらにイタチを操った主犯格であるダンゾウだけを狙って終わりにしたならまだしも正当性があった。

 『るろうに剣心』の縁の復讐の正当性は剣心に姉を奪われたということで姉が自分から剣心に心を寄せたとはいえ、一人の男として好きな人の心を奪われたのだから剣心を憎む資格はある。

 ただし、その過程で上海の恩人一家を身勝手な理由で殺害し、犯罪組織の長として数々の犯罪に手をつけ、人誅の過程で「恨むなら剣心を恨め」という理屈で無関係な人間に危害を加えている。
 これにより、縁自身が、別の誰かから復讐される対象となっている。

 縁の同志の一人だった乙和飄湖は、人斬り仲間を剣心に殺されたことで剣心に復讐しようとしていた。
 これの場合、乙和とその仲間自身が剣心に処罰される理由を持っていたのであり、復讐の正当性は薄れる。

 『はたらく魔王さま』のエミリアは魔王の侵攻のせいで父が死去した。
 よって復讐の正当性があり、さらには魔王打倒によって人類の脅威を除くという大義名分がある。
 しかし、後に父の生存を確認したことと、魔王は当時正気でなかったことが判明したことで復讐の理由が消滅している。

 復讐の是非について総論に入ると、基本的に正当性はある。
 誰かがゆえなくして人を殺した時には、その親族が仇を討つのは、善悪ではなくハンムラビ法典における法律の執行であるから。

 韓非子や福沢諭吉は個人の復讐を否定しているが、それは国家の法律が殺人者を処罰するから個人による処罰を禁止しているのであって、処罰そのものは認めている。
 つまり、法の存在を考えるなら、むしろ復讐の否定は法の否定に等しいともいえる。

 基本的に、復讐の是非は個別のケース次第であり、全否定や全肯定は無意味だというのが僕の結論である。

テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

SRC学園の、アルシュタイン家の退魔師かつ力のエレメンタルの契約者、ジグルド=アルシュタインの考察です。

 ジグルド=アルシュタインは、欧州退魔の名門アルシュタイン家に生まれ、エレメンタルの契約者となり、その力に酔っていたが、姉のフリエルに敗北し、それ以来地道に修行し「本物」になることを目指している少年だ。また、シスコンでもある。
 彼がこういう人間になった要因としては、やはり姉フリエルの存在が大きいのだろう。
 退魔の能力は強いから、それでも自信を得ることはできた。しかしジグルドは、フリエルのような強い戦士になることにこだわった。一つには、まだ14歳とはいえ、141cmという男の子としては低めな身長へのコンプレックスが大きそうだ。ことに、女性であるフリエルは、194cmもの長身だ。文字通り大人と子供ほどの身長差だろう。姉から、悪気はないとはいえ、いつも見下ろされている年頃の男の子の心中を推し量るのは容易なことである。
 またフリエルは、体格だけでなく、非常に「かっこいい」女性だ。正々堂々とした強気な武人で、男の子であるジグルドが持っていないものを持っている。フリエルと仲が良くても、どうしても嫉妬や劣等感は感じていたことだろう。
 
 力の守護者ゲルミルと契約した時には、ジグルドは慢心したとあった。それまでずっと満たされなかった、腕力と身長を獲得したことで、ジグルドが有頂天になったことは、想像にかたくない。そして姉を見返すつもりで挑戦してみた結果、ただ体格に恵まれただけでなく、しっかり修行をしてきたフリエルに破れた。
 この敗北で、ようやくジグルドは人間的に落ち着いたともいえる。コンプレックスは解消したものの、今のままでは、しょせんは借り物の力を手に入れただけである。だからこそ、「本物」という言葉にこだわり、真面目な修行者となった。もっとも、その後のなりゆき次第、たとえば強敵に敗れたところをフリエルに助けてもらったりというようなことがあれば、もう一度コンプレックスに沈み、「本物」という言葉に呪縛される可能性も十分ある。ガンバレ男の子、というところである。
 
 ジグルドに限らず、足を失った絶望を変身で補った早鷺百合緒、友人に裏切られた傷を不良狩りで癒す垣谷英麻などの例からわかるように、エレメンタルの力というものは、人の心の弱みにつけこむ危険のある危ない力でもある。実際、シェイドのように明確な悪意をもって契約しようとする、ベリアルに近い性質を持つエレメンタルも存在する。変身によって超人になるというモチーフは、仮面ライダーやセーラームーンなど数知れないサンプルがあり、とても考察しきれるものではないが、ジグルドの場合では、その危険性に踏み込んだからこそ、力に溺れないよう努力するようになったのだといえよう。妬み、驕りに惑いながらも、懸命に前に進もうとするジグルドは、人間らしい男の子だといえるだろう。

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

 SRC学園のクルセイド騎士団ジェノサイダーズ部隊隊長、天道春児の考察です。



 天道春児の、手段を選ばない確実に敵を抹殺する戦法で連想するのは、『Fate/Zero』の衛宮切嗣だ。
 切嗣は、戦闘能力では自分より高い魔術師を大勢始末した殺し屋だ。その戦法は、無関係の乗客の乗る飛行機ごと撃墜したり、ホテルごと爆破したりと、とにかく手段を選ばない。キャスター・ジルドレイが人質の子供をえさにセイバーを誘った時は、子供を見殺しにして様子を見ようとした。
 しかし、そんな切嗣の精神は終始一貫して純粋な少年のそれであり、新時代のために殺人剣をとった緋村剣心と同じだ。理想に破れ抜け殻となったところも、剣心と同じだ。その戦法の容赦なさとは裏腹に、その精神はきわめてもろく、生き方もブレている。
 
 春児は、容赦のなさは共通していながら、その精神は切嗣の対極にある。
 
 春児は、人斬りから始めて罪の償いのため流浪人になった剣心とは対照的に、最初は正々堂々とした戦いを重視する騎士だったが、祇園会事件で地獄を見たことと、加茂川瀬里奈によって現実主義の効用を教えられたことをきっかけに、冷徹なリアリストに変化した人物だ。
 それは、単に効率のいい戦法を選んだというだけでなく、甘さのある正々堂々では、フェイトゼロにおけるセイバーやランサーのように、誰も救えないばかりか、結果として被害を大きくしてしまう、大事な人間を守るためにこそ冷酷になるのだという、生き方そのものの転換だ。
 切嗣は、全人類の救済という、現実的でない目的を掲げていたために、アイリスフィールとの結婚生活によって、その冷徹さが揺らぐことになった。しかし春児は、おそらく自分の妻を守るためには、『ダイ・ハード』の主人公のように、むしろ大事なもののためにこそ冷酷になれるだろう。
 
 春児は、その冷徹さとは裏腹に、ジェノサイダーズという組織の長、つまり人をまとめる立場に立っている。似たような暴れ者が集まっているということはあるが、一方で、まがりなりにも人の上に立てるだけの安定感と指導力を持っているということだ。
 さらに、三人の弟妹たちの存在も大きい。春児は彼らとの関係は悪くなく、本人の人格も安定している。守るものがあるということは、弱点を抱えているという意味でもあるが、一方で、支え合う人間がいるということでもある。それは、春児の人格を崩壊から守る役に立つ。
 
 一般道徳を持ちながら、それにとらわれず行動できるということは、春児のある種の誠実さをも示している。たとえば総代騎士が残酷な命令を発して、それに逆らったとしよう。ここで、その総代の判断が騎士団のためにならないと考えて逆らったならいいが、個人の良心のために逆らった、つまり冷酷ではあっても有効な命令だった場合、その騎士は独断で組織の秩序を乱したことになってしまう。その結果一人の人質を助けることができても、逃げ延びた犯人が別の場所で十人を殺したら意味がない。道徳は、時に犠牲を増やす毒ともなりえる。春児はそれをわかっているから、道徳の重要性を知りつつも、それにとらわれずに行動するのだ。
 
 その意味では春児は、本質的な優しさを備えているとも言える。彼に影響を与えた加茂川瀬里奈などは、自分の破壊衝動の解消のために残虐な戦法をとっていた側面があっただけに、軍人としては春児は瀬里奈より上の位置(地位ではない)に立てる素質を充分持っているといえよう。

テーマ : フリーゲーム - ジャンル : ゲーム

疵痕~花山薫任侠伝~ 52-1話感想
製作者:リドリー様

 リドリーさんの『疵痕』52-1話の感想をお送りします。
 ズルキとの決着の時が来ます。

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