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Author:Philo
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『強襲遊撃分隊の日常』の感想です。
今回も連続更新ですが、感想は例によって別個に書かせていただきます。
牛股の命をかけた奮闘もむなしく、皆殺しにあってしまった病院の人々。その死体の痕跡から、犯人である阿多棟の異常な性癖が浮き彫りに。同じ殺人鬼でも屋城や百々目木が比較的あっさりしていましたが、阿多棟の方はわりと丁寧にその狂った内面を見せてくれます。
阿多棟の死体愛好癖は、実在の多くの殺人鬼たちと同様、ある意味納得のいくものといえましょう。同じようなろくでなしの母を持ちながら英雄に成長した猪田天(もぐらさんシナリオの)と好対照という感じですが、淡々とした描写の中から阿多棟の痛みと歪んだ成長がうかがえます。もっとも、これはあまり深く掘り進めると、はなはだ陰惨な内容になってきてしまって何だとは思いますが。まあ、このシナリオのメインテーマとも少し違うかなと。
そして、なおも迷い続ける林家の前に現れ、言葉をかける仲間たち。たとえば『蜃気楼』の林家と違うところといえば、このように彼を仲間として近寄ろうとする人間が少ないということでしょうか。『SRC学園演義』などでも、林家と雲原には何の接点もないですし。武侠連の人々は少しは彼を叩き直してやれよ、と思わないでもないですが。
そして林家と隆文の前に現れる阿多棟。その目的は、出産後間もない母子を死体に変えること。その邪悪な目的を阻むべく、林家が挑みます。深い闇に沈んでいた林家ですが、仲間たちの熱い言葉を受けて、いつしか戦う力を取り戻していたようです。かつての仲間である隆文の子供の誕生も少なからぬ影響を及ぼしていたようです。やはり子供というのは特別なもののようですね。
そんな林家に託されたのは藍の槍。そこに宿る藍の魂が、林家に勇気を与えます。この辺りも、こうでなくてはといった感じですね。阿多棟も屋城や百々目木同様、謎の力を解放して襲ってきます。ちなみにこの変身に関しては、そのうち説明があるのかしら? 外伝の暗黒卿と同じ魔神の力でいいのかな。あと、せっかくだから林家のメッセを清水君と同様、改変してあげてもよかったかも知れませんね。
阿多棟の最期の死顔はどうやら安らかだったようです。まあ彼も可哀想な男なので、せめて幸せな最期を迎えてほしいものです。彼を虐待し続けていた母親を、死体になってから愛し続けたところに、人間の哀しさのようなものを感じました。林家の言っていた「お前たちがいなかったら、俺もこいつと同じになっていた」という言葉は、もぐらさんやベニヤ板さんのシナリオを見ていると切実に感じます。もっとも、そのうち、とことんまで闇に沈んだ林家の物語というのも見てみたい気もしますが。
そして無事誕生した四条藍。新たな生命の誕生に、誰もが心うたれている模様です。僕は出産の場面を見たことがないので何ともいえませんが、自分の子供が誕生したりしたら、やはり色々と感じるところもあるのかしら? 少なくとも、母は僕が誕生した時には、それなりの感動があったようですが。
場面は変わって馬穆と霧子。今や彼らもその名と顔を露わにしています。阿多棟に対して、その価値観は同意できないが嫌いではなかったと言う馬穆。そして新たに現れたのは、悪辣な科学者、インサニティ。高野M明さんのコンペシナリオで一度登場して以来ですね。城島との戦いの時に千佳と霧の前に現れた二人の少女は、インサニティの操る人形だったようです。彼は下劣な言葉で阿多棟やバーベムを愚弄しますが、馬穆はそんな彼に怒りを露わにします。この男は絶対、そのうちプチッと虫のように潰されることでしょう。それにしても、バーベム卿の因縁の戦いまでショートカットされているとは……。かなり気になっていた戦いなので、そのうち再現してくれたら嬉しいのですが。もっともそこでバーベム卿が生存していたら大爆笑ですが。
次に馬穆の言葉で出てきた「聖域の力を身体に呼び込み、能力者を強化する秘薬」、もしかしたらこれが屋城たちを怪物に変化させた秘密かも知れませんね。『未完のキャンバス』でも登場しましたが、このシナリオでもウィシュウェルやパルマがいる以上、聖域の力は大いに関わってくるはずです。
ようやく藍の墓に花を供えることのできた林家。彼もこれで、一段落ついた様子です。これからは、力強い仲間としてともに戦ってくれることでしょう。そんな鈴音たちの前に現れたのは……聖域の力を秘めた少女、希望を見出す者パルマ! バーベム卿によって解放されていたのでしょうか。思いのほかの早い登場に驚きです。ここから先は、かなり急ピッチで話が進んでいきそうですね。楽しみな反面、少し寂しい気もします。
今回も大いに楽しませていただきました。なかなか気になるところで終わりましたし、次回の更新を心待ちにしております。
今回も連続更新ですが、感想は例によって別個に書かせていただきます。
牛股の命をかけた奮闘もむなしく、皆殺しにあってしまった病院の人々。その死体の痕跡から、犯人である阿多棟の異常な性癖が浮き彫りに。同じ殺人鬼でも屋城や百々目木が比較的あっさりしていましたが、阿多棟の方はわりと丁寧にその狂った内面を見せてくれます。
阿多棟の死体愛好癖は、実在の多くの殺人鬼たちと同様、ある意味納得のいくものといえましょう。同じようなろくでなしの母を持ちながら英雄に成長した猪田天(もぐらさんシナリオの)と好対照という感じですが、淡々とした描写の中から阿多棟の痛みと歪んだ成長がうかがえます。もっとも、これはあまり深く掘り進めると、はなはだ陰惨な内容になってきてしまって何だとは思いますが。まあ、このシナリオのメインテーマとも少し違うかなと。
そして、なおも迷い続ける林家の前に現れ、言葉をかける仲間たち。たとえば『蜃気楼』の林家と違うところといえば、このように彼を仲間として近寄ろうとする人間が少ないということでしょうか。『SRC学園演義』などでも、林家と雲原には何の接点もないですし。武侠連の人々は少しは彼を叩き直してやれよ、と思わないでもないですが。
そして林家と隆文の前に現れる阿多棟。その目的は、出産後間もない母子を死体に変えること。その邪悪な目的を阻むべく、林家が挑みます。深い闇に沈んでいた林家ですが、仲間たちの熱い言葉を受けて、いつしか戦う力を取り戻していたようです。かつての仲間である隆文の子供の誕生も少なからぬ影響を及ぼしていたようです。やはり子供というのは特別なもののようですね。
そんな林家に託されたのは藍の槍。そこに宿る藍の魂が、林家に勇気を与えます。この辺りも、こうでなくてはといった感じですね。阿多棟も屋城や百々目木同様、謎の力を解放して襲ってきます。ちなみにこの変身に関しては、そのうち説明があるのかしら? 外伝の暗黒卿と同じ魔神の力でいいのかな。あと、せっかくだから林家のメッセを清水君と同様、改変してあげてもよかったかも知れませんね。
阿多棟の最期の死顔はどうやら安らかだったようです。まあ彼も可哀想な男なので、せめて幸せな最期を迎えてほしいものです。彼を虐待し続けていた母親を、死体になってから愛し続けたところに、人間の哀しさのようなものを感じました。林家の言っていた「お前たちがいなかったら、俺もこいつと同じになっていた」という言葉は、もぐらさんやベニヤ板さんのシナリオを見ていると切実に感じます。もっとも、そのうち、とことんまで闇に沈んだ林家の物語というのも見てみたい気もしますが。
そして無事誕生した四条藍。新たな生命の誕生に、誰もが心うたれている模様です。僕は出産の場面を見たことがないので何ともいえませんが、自分の子供が誕生したりしたら、やはり色々と感じるところもあるのかしら? 少なくとも、母は僕が誕生した時には、それなりの感動があったようですが。
場面は変わって馬穆と霧子。今や彼らもその名と顔を露わにしています。阿多棟に対して、その価値観は同意できないが嫌いではなかったと言う馬穆。そして新たに現れたのは、悪辣な科学者、インサニティ。高野M明さんのコンペシナリオで一度登場して以来ですね。城島との戦いの時に千佳と霧の前に現れた二人の少女は、インサニティの操る人形だったようです。彼は下劣な言葉で阿多棟やバーベムを愚弄しますが、馬穆はそんな彼に怒りを露わにします。この男は絶対、そのうちプチッと虫のように潰されることでしょう。それにしても、バーベム卿の因縁の戦いまでショートカットされているとは……。かなり気になっていた戦いなので、そのうち再現してくれたら嬉しいのですが。もっともそこでバーベム卿が生存していたら大爆笑ですが。
次に馬穆の言葉で出てきた「聖域の力を身体に呼び込み、能力者を強化する秘薬」、もしかしたらこれが屋城たちを怪物に変化させた秘密かも知れませんね。『未完のキャンバス』でも登場しましたが、このシナリオでもウィシュウェルやパルマがいる以上、聖域の力は大いに関わってくるはずです。
ようやく藍の墓に花を供えることのできた林家。彼もこれで、一段落ついた様子です。これからは、力強い仲間としてともに戦ってくれることでしょう。そんな鈴音たちの前に現れたのは……聖域の力を秘めた少女、希望を見出す者パルマ! バーベム卿によって解放されていたのでしょうか。思いのほかの早い登場に驚きです。ここから先は、かなり急ピッチで話が進んでいきそうですね。楽しみな反面、少し寂しい気もします。
今回も大いに楽しませていただきました。なかなか気になるところで終わりましたし、次回の更新を心待ちにしております。
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コメント
>死体を見て何が楽しいのか?という辺りを、阿多棟は掘り下げて見ました。
おかげで、彼に対して色々と感情移入ができました。
まあ掘り下げすぎると大変なことになりそうですが、林家がいみじくも「こいつは、俺だ」といっていたように、阿多棟もまた悲しみを秘めて生きていた男なのだな、と感じました。
>その時のその事件の体温を共有できる人間じゃないと
武侠連の面々としても、歯がゆいやら己がふがいないやらで、色々と気をもんだことでしょうね。
そのうち、林家の傷を深く理解しようとする人物を作ってみようかなと考えたこともあります。
もしかしたらそのうち出てくるかもしれません。
けど、武侠連はみんなどこかしら傷を抱えていて、哀しい漢(女)たちですね。
>産まれてくる四条藍と、林家豹司の話はちょっと考えている事はありますけど
それは絶対見てみたい話ですねえ。
四条藍も、きっと、強い戦士になってくれることでしょうし。
もしくは、心優しい少女に成長してくれるのか、それはまだわかりませんが。
いずれにしても、林家とは格別な関係を結んでくれそうで楽しみです。
藍と林家の再会の秘密についても、明かされるのを楽しみにお待ちしています。
>指し示すっていうのは、後は自分で歩けって事なんですが(笑)。
厳しいものですね(笑)
でもリドリーさんのシナリオでは、その「自分の足で歩け」というのが大きなテーマになっているなあとは思います。
ハガレンでも、エドがロゼにそう言っていましたが。これもまた、自らの足で歩くというのが主題となっていた物語でしたね。
>ちょっと、言葉では言い表せないものが、こみ上げてきたりします。
自分もいつか、そういうところに立ち会うこともあるのかしら。
そんな時があったら、きっとリドリーさんの言葉を思い出すと思います。
>彼がいい気分でいられるのは、あまり長いことではないでしょう。
彼がどんな無様な最期を遂げるのか、今から楽しみです(笑)
垂金などもそうでしたが、下種がふさわしい「うわらば」な最期を遂げるのもまたエンタメの華ですよね。
>再開したとき、厳しい選択を迫られることになると思います。
うわ……。これはまた、苦しい未来を予想させるお言葉ですね。
僕も彼女らとともに、いかなる未来をも受け入れるべく、覚悟を決めておくとしましょう。
>まだ、5、6話あるので大丈夫です(笑)。
できればもう5,60話ぐらい(えー
自分のところは下手すればそのぐらいになりそうですが(爆)、リドリーさんの物語の無事な完結をお祈りしていますよ。
それではまた。
次の更新を首を長くして心待ちにしておりますね。
おかげで、彼に対して色々と感情移入ができました。
まあ掘り下げすぎると大変なことになりそうですが、林家がいみじくも「こいつは、俺だ」といっていたように、阿多棟もまた悲しみを秘めて生きていた男なのだな、と感じました。
>その時のその事件の体温を共有できる人間じゃないと
武侠連の面々としても、歯がゆいやら己がふがいないやらで、色々と気をもんだことでしょうね。
そのうち、林家の傷を深く理解しようとする人物を作ってみようかなと考えたこともあります。
もしかしたらそのうち出てくるかもしれません。
けど、武侠連はみんなどこかしら傷を抱えていて、哀しい漢(女)たちですね。
>産まれてくる四条藍と、林家豹司の話はちょっと考えている事はありますけど
それは絶対見てみたい話ですねえ。
四条藍も、きっと、強い戦士になってくれることでしょうし。
もしくは、心優しい少女に成長してくれるのか、それはまだわかりませんが。
いずれにしても、林家とは格別な関係を結んでくれそうで楽しみです。
藍と林家の再会の秘密についても、明かされるのを楽しみにお待ちしています。
>指し示すっていうのは、後は自分で歩けって事なんですが(笑)。
厳しいものですね(笑)
でもリドリーさんのシナリオでは、その「自分の足で歩け」というのが大きなテーマになっているなあとは思います。
ハガレンでも、エドがロゼにそう言っていましたが。これもまた、自らの足で歩くというのが主題となっていた物語でしたね。
>ちょっと、言葉では言い表せないものが、こみ上げてきたりします。
自分もいつか、そういうところに立ち会うこともあるのかしら。
そんな時があったら、きっとリドリーさんの言葉を思い出すと思います。
>彼がいい気分でいられるのは、あまり長いことではないでしょう。
彼がどんな無様な最期を遂げるのか、今から楽しみです(笑)
垂金などもそうでしたが、下種がふさわしい「うわらば」な最期を遂げるのもまたエンタメの華ですよね。
>再開したとき、厳しい選択を迫られることになると思います。
うわ……。これはまた、苦しい未来を予想させるお言葉ですね。
僕も彼女らとともに、いかなる未来をも受け入れるべく、覚悟を決めておくとしましょう。
>まだ、5、6話あるので大丈夫です(笑)。
できればもう5,60話ぐらい(えー
自分のところは下手すればそのぐらいになりそうですが(爆)、リドリーさんの物語の無事な完結をお祈りしていますよ。
それではまた。
次の更新を首を長くして心待ちにしておりますね。
>同じ殺人鬼でも屋城や百々目木が比較的あっさりしていましたが、
>阿多棟の方はわりと丁寧にその狂った内面を見せてくれます。
前者二人は、なんとなく分かりやすいタイプだったので、
死体を見て何が楽しいのか?という辺りを、阿多棟は掘り下げて見ました。
>もっとも、これはあまり深く掘り進めると、
>はなはだ陰惨な内容になってきてしまって何だとは思いますが。
ええ、だからなるべく触りの部分だけに留めておきました。
>武侠連の人々は少しは彼を叩き直してやれよ、と思わないでもないですが。
手を出しにくいんだと思います。
歴史は当事者よりも、後世の人の方がより深く理解できるとはよく言われますけど、
その時、その場に居合わせた人じゃないと理解できない事もありますし。
後世の評価より、その時のその事件の体温を共有できる人間じゃないと、
癒せない傷跡があるんじゃないかと思っています。
>かつての仲間である隆文の子供の誕生も少なからぬ影響を及ぼしていたようです。
>やはり子供というのは特別なもののようですね。
>そんな林家に託されたのは藍の槍。そこに宿る藍の魂が、林家に勇気を与えます。
産まれてくる四条藍と、林家豹司の話はちょっと考えている事はありますけど、
10年以上未来の話なので、本編では難しいかもしれませんね。
あと、藍の槍を倉さんが投げて、飛ばされた林家の槍を藍が持ってくるのは、
ずっとやりたかった演出でした。種証をすると、澄に話しかけた謎の声が、藍です。
一体、なんの力を借りたかは、先の方で明らかになると思います。
>ちなみにこの変身に関しては、そのうち説明があるのかしら?
一応、インサニティ=リサーチャーの出てくる辺りで、説明があると思います。
>せっかくだから林家のメッセを清水君と同様、改変してあげてもよかったかも知れませんね。
ああ、確かに。ちょっと、後ろ向きな部分を直しておきます。
>林家の言っていた「お前たちがいなかったら、俺もこいつと同じになっていた」という言葉
いざという時に、暗闇から出口を指し示してくれる人がいるのは、
とても助けになると思います。
指し示すっていうのは、後は自分で歩けって事なんですが(笑)。
>新たな生命の誕生に、誰もが心うたれている模様です。
従姉の出産の時に、産まれたばかりの赤ん坊を見た事があります。
私は、澄のような反応をしてしまいましたが(笑)。
ちょっと、言葉では言い表せないものが、こみ上げてきたりします。
>馬穆はそんな彼に怒りを露わにします。
>この男は絶対、そのうちプチッと虫のように潰されることでしょう。
分かりやすく予想して貰うために、ステロタイプな嫌な科学者として登場してもらいました。
彼がいい気分でいられるのは、あまり長いことではないでしょう。
>それにしても、バーベム卿の因縁の戦いまでショートカットされているとは……。
>かなり気になっていた戦いなので、そのうち再現してくれたら嬉しいのですが。
>もっともそこでバーベム卿が生存していたら大爆笑ですが。
彼はもう死んでいるので、死ぬことはありません。
ただ、出てきたとしても、澄やシンさんを導いた彼が出てくるとは限りませんが。
再開したとき、厳しい選択を迫られることになると思います。
>「聖域の力を身体に呼び込み、能力者を強化する秘薬」
最初の材料についてはでてきます。
実のところ精製方法は、インサニティ=リサーチャーでもできる簡単な事だったりします(笑)。
>思いのほかの早い登場に驚きです。ここから先は、かなり急ピッチで話が進んでいきそうですね。
>楽しみな反面、少し寂しい気もします。
まだ、5、6話あるので大丈夫です(笑)。
パルマは、騎士団と戦う前に出てくる予定だったので、実は登場が最初のプロットよりも遅くなっています。
今回もプレイありがとうございました。
大分お待たせしてしまったのに、また遊んで頂けて嬉しい限りです。
次回更新は、1月くらいになると思いますが、ゆっくりお待ち頂けると幸いです。